北海道山岳ガイド協会は組織名に「山岳」がついてはいるが、山登りだけが活動ではない。
幅広い体験観光のメニューを持ったガイドや事業者が多く加盟している。
その分野で一冊の入門ガイドブックがまとめられ発行されている。
「アウトドア感動体験ガイド 北海道」だ。北海道新聞社からの発行だ。
本書の中で当会会員のアクティビティーがいくつか紹介されている。
・[岩内の海でファンカヤック] H2O 庵ガイド
・[樽前山ネイチャーウォーク] 野遊びガイドみちくさ 佐藤瑞樹ガイド
・[南富良野の森でスノーシューハイク] どんころ野外学校 金村ガイド
・[利尻島の自然、暮らし、歴史にふれる] 利尻・島ガイドセンター 西島ガイド
・[野の花鑑賞とバードウォッチング] ボレアルフォレスト 阿久澤ガイド
北海道は多彩な自然体験観光が可能だ。
山に海に川に。そして森や花や鳥に・・・四季折々のメニューがそろっている。
もう少しで年度も変わるが令和元年度も入会が相次いだ。
会員拡大を全く考えていない北海道山岳ガイド協会だが、毎年意欲ある人材が扉をたたいてくれる。
当会は創立から四半世紀を超えたが一度も会員募集をしたことが無い・・・。
特段タカビーだったり、閉鎖的であったり排他的といったわけではない。
ただ一点。「横のつながりを大事にして相互扶助。そして安全登山。」こんなことでまとまっている組織だ。
入会に当たってはそれほど難しい基準はないが、会員の中から推薦人二人が必要だ。組織内では推薦人は身元保証人であり連帯保証人となっている。なんかあれば当然推薦人に追い込みがかかる。そういった意味では「入りたい奴が入れる組織ではなく、入れたい奴だけ入れる。」みたいな感じはあるかもしれない。
今年度は6人が新入会だ。
正会員:星野千春(資格 山岳ガイドステージⅠ)
宮野由紀子(資格 登山ガイドステージⅡ)
橋本竜平(資格 登山ガイドステージⅡ)
坪島拓也(資格 登山ガイドステージⅡ)
馬場岳洋(資格 登山ガイドステージⅡ)
準会員:森本大介(今年度JMGA資格受験予定)
「所属ガイド一覧」から個人プロフィールにアクセスできる。個性的なメンバーばかりである。
事務局
英語で書かれた日本のガイドブック Lonely Planet Japanはご存じだろう。
旅行ガイドブックのシェアは25%で、もちろん世界一だ。
ガイドブック界の「ミシュラン」ともいわれる。(掲載のための取材は客を装って覆面調査とのことだ。)広告やタイアップ記事なども一切ない!
それ故、掲載されたサービスサプライヤーは星こそつかないが業界では「水戸のご老公の印籠」くらいのパワーを持つ。当然欲しがってもらえるものではない。(まさにミシュラン。)
そんなロンリープラネット ジャパンに、なんと当会ガイドが経営しているゲストハウスとペンションが掲載されている。
札幌:ゲストハウス SappoLodge(サッポロッジ)奈良亘ガイドの経営だ。
稚内:ペンション Rela Mosir(レラ モシリ)渡辺俊哉ガイドの経営だ。
ガイドが経営するゲストハウス、ペンションが国際的に評価された。なんだかかなり嬉しい。
これを機に是非試されたい!
会員経営の宿はもう3軒あるが、近く掲載になると信ずる。
(とりあえず、5軒まとめて本HPの「リンク」に掲載だ。ロンリープラネット、待ってるよ~。)
(利尻:うみねこG/H) (札幌:サッポロッジ) (美瑛:めぐみ雪)
つい最近までの「インバウンド好景気」とやらの恩恵に浴することが全くなかった5軒である。
それ故「インバウンド激減」の今、何の影響もない。 安定感抜群のお宿と言えるだろう。
~山でも街場でも、安心安全健康は賢い選択から~。
札幌のゲストハウス【SappoLodge(サッポロッジ)】
https://sappolodge.com/
美瑛のペンション【めぐみ雪】
http://welcome-snow.com/
利尻のペンション【レラ モシリ】
http://www.maruzen.com/tic/oyado/index.html
利尻のゲストハウス【利尻うみねこゲストハウス】
https://www.rishiriumineko.com/
利尻のゲストハウス【利尻島ゲストハウスいちななにーいち】令和2年3月OPEN予定。
http://www.kukiru.com/index.html
登山の前後泊、観光。そしてビジネスでもご利用いただけます。
Msシャーロット・ケイト・フォックスが北海道の大自然を旅し、その魅力と価値を発信する最高にイカした番組だ。全編英語で進行され、字幕対応だ。勉強になる。
ま、そんなことはどうでもいい。
昨日も何気なく見ていた。新得周辺と厳寒トムラウシがステージだった。
いつも通り、俺のシャーロットがいつも通りの素敵な笑顔で登場した。しか~し!その隣に立ってるヤツがいた。なんと地元ガイドのTAC代表野村竜介がガイドで居やがった!
1対1で楽し気にスノーシュートレッキングなんかやってやがった。
う~ん。「許せん!!」
俺は心の中で叫んだ「除名ダー!」
名分なんかは何でもいい。「国営放送の私物化」「セクハラ、パワハラ・・」「組織反逆罪・・」う~ん、どうしてくりょうゾ!
管理者の逆鱗に触れたものは地獄行きじゃ~!!
このボリュームで、このクオリティーで。フリーマガジンだ。
毎回その内容には唸らされる。
今号はバックカントリー特集だ。当然北海道もそのフィールドであり本会のガイドも紹介されている。(なんと桧枝岐でも登場してくる。)
本誌、ライターもフォトグラファーも力量さもありなんの手練ればかりで編成されていて、それをまとめる編集部もただものではない感がある。毎号楽しみだ。
次号は3月下旬の発行だ。
6月2日 新冠ポロシリ山岳会の小屋開き事業に参画させていただいた。
昨年からシーズン前の小屋開きとシーズン後の小屋閉め事業にご一緒させていただいている。
当会の担当は主に登山口の登山道整備だ。石川会長以下8名で取り組んだ。
鋸・鉈・クワ・剣先スコップにチェーンソー、エンジン刈り払い機にロープだ。
今年もいい出来となってる。
渇水期用の下道ルートと増水時の高巻ルートの二本だ。超えた先も笹刈りが完了している。
小屋は新冠山岳会が念入りに整備済みだ。水回りも完備。トイレも水洗だぞ!
大事に使わせていただきたい。
今年はニセコだった。
地元の堀江ガイドが獅子奮迅の活躍でワークショップもレースも総会も、すべて渋滞なく円滑かつ盛会に開催できた。事務局として心から感謝だ。
80名近い参加者の多岐にわたるプログラムの構成と消化は本当に大変だ。毎年地元の会員ガイドに負担をかけるが、その有能ぶりに助けられている。渉外と発注、確認、調整、突発的なアクシデントに代替案の選択と確保・・・ETC. 登山・山岳ガイドは街場の仕事でも充分成功するだろうなあと思う。
ガイド業の広範な能力と応用力、臨機応変な判断力はこういった事業でも如何なく発揮される。
さ~て、来年はどこになるか?
ま、どこでも大丈夫。北海道中くまなく優秀なガイドが居る。心配はしていない。
新しい仲間が増えました。
・大塚友記憲ガイド
・永谷有基ガイド
・佐々木翔平ガイド
・藤井大志ガイド
詳細プロフィールはガイド一覧から個人プロフィールを参照ください。
本会もいつの間にか大所帯になりました。北海道の新しいサービス産業の一つであり、発展著しい分野です。今後も有資格職業集団として気合と覚悟で頑張ります。今後ともご支援よろしくおねがいいたします。