北海道山岳ガイド協会 アルバム


特集:山の鉄人競技「山岳レース」

2007年4月11日(2日目) 平成19年度総会および研修会
                              in 糠平  第二・三部

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研修会第2部 
講演:『北海道の山岳気象』
講師:中村一樹氏(財団法人日本気象協会北海道支社気象情報課長) 
財団法人日本気象協会北海道支社ソリューション部気象情報課から専門家の中村一樹氏に御越しいただき,『北海道の山岳気象』をテーマに各種資料を基にご講演いただきました。
我ら山岳ガイドへ毎度荒天情報中村スペシャルを配信いただいております。
気象に関するホンマもんのホンマもんです!
--- 今回の講師講演会の際に配布した講師プロフィールを以下にUPしました。 ---


講演『北海道の山岳気象』   講師プロフィール 中村一樹氏

ご存知、当会限定のプロガイド向けメール配信気象通報、「低気圧接近情報 中村スペシャル」の発信人である。
中途半端な悪天候では絶対発信されない通報だけに、出た時は緊張感がある。
毎回、予測される被害状況を過去の類似例を引き合いに解説付きで発信いただいている。
ガイドにとって過去例の引き合いは、経験済みの天候として直ぐにイメージできることから大助かりの情報だ。
いつも、メールだけなので今回、無理を言って実物にご登場いただきご講演を頂く機会を頂戴した。


【報道各局の専用ブース
が沢山ある】
中村一樹氏 
(財)日本気象協会北海道支社 ソリューション部 気象情報課長 気象予報士・測量士・自然観察指導員
(奥様とお子さん3人の5人家族、札幌在住)
1968年天塩町生まれ、留萌高校から名古屋大学大学院修了。
大学の頃から気象、雪氷の研究を続けており、北極調査を経験。
気象協会入社後は、全道各地で気象や川の調査を実施してきた。
現在は道内の天気予報部門の責任者をしながら、子供向けの雪氷観察会、雪氷楽会(雪や氷で楽しむ会)などを企画開催している。
旭川で開催された平成17年日本雪氷学会全国大会では、無理言って学会終了翌日まで全国の研究者に残ってもらい、学会員の研究成果を一般向けに公開するという掟破りを敢行し、開かれた学術学会を実現する。また幅広い人脈をもってして「南極の氷」の実物を入手。一般に開放し惜しげもなく触らせ多くの子供たちに感動を与える。
(もちろん貴重な氷はあっさり水泡に帰す。豪気である。)


【これがなくては始まらない 天気図】

【中村課長の縄張《気象情報課》】


小学生の時から星・空・川に興味を持ち続けそのまま大人になっちゃた。
もちろん現在のお仕事は天職!そんな魅力的な人物である。
小学生の時からこの世界の探求者である。
年季が違う!ホンマもんのホンマもん!時代がやっと彼に追いつき始めた。

我々山岳ガイド、こんなホンマもんに支えられ期待されてます。うれしいじゃないですか。



 
研修会第3部 
講演:『北海道における山岳遭難事案と遭対活動の実際』
講師:高畑英樹氏(道警本部:山岳遭難救助隊 航空隊)
講師:Z氏(道警本部:山岳遭難救助隊統括)

北海道警察本部山岳遭難救助隊から遭難対策のエキスパートに御越しいただき、北海道の山岳遭難事案と遭対活動の実際についてご講演を頂きました。
(道警航空隊を率いての遭対活動がいかなるものか、また当会がどのような分野で貢献出来えるのかをお話いただきました。)
今年からは村上統括官の後を受けて、Z氏が統括指揮官!
そして現場へはご存知、高畑機長が操縦桿握って突っ込みます。
救難の職人お二方を迎えての講演です。

--- 今回の講師講演会の際に配布した講師プロフィールを以下にUPしました。 ---

遭難対策講習 講師プロフィール 高畑 英樹氏

我々の中では道警航空隊「レスキューヘリの高畑機長」が通り名かと思う。
もちろんそこにうそは無い。しかし名刺交換した者だけが知るスッゴイ肩書きが実はついているのだ。
<北海道警察本部 地域部航空隊 航空第二統括官 北海道警部。>
≪警部≫である。居住まいを正さねばなるまい。
(山岳ガイド、間違っても賭けマージャンなどやってはいけない!「会長、そうですね!」)

今回当会の総会研修会に講師として御越しいただいた。
その人となりをご紹介させていただく。

高畑英樹氏 44歳 北海道の出身である。
高校を卒業後、持ち前の正義感から警察官を志し、交番のおまわりさんとなる。最初は「太陽にほえろ」のジーパン刑事のようなアクティブな刑事を目指し、日夜、街を駆け回っていたが、いきなり機動隊に転勤。
そこでレスキューの仕事を知り、今度は、日夜、原野や水中を駆け、潜ることになる。そうしたところ、警察操縦士として部内選抜され、平成元年に航空隊に
転勤。空の道に入った。 (レスキューのなんたるかについてはZ氏の講師プロフィールに詳述)



〔道警 ベル412 1機ん億円
の非常に高価な機体〕
Photo by T.Ueda


ヘリコプターは1機種1ライセンス。
高畑機長は道警所有の4機種5機の全て のライセンスを持つ。
日本の航空機操縦技能証明(免許証)は 世界一厳しい!
推して知るべし4機種免許!
まったくの素人からの出発であったが、大阪の飛行学校や道警航空隊の鬼教官に鍛えられて少しずつ成長し、「自家用回転翼免許」の取得に始まり、「事業用回転翼免許」、「機種限定免許」、「計器飛行証明」と続き、最後に「操縦教育証明」
を取得し、今では鬼教官の一員となっている。
すべて国家試験のため一筋縄ではいかず、15年の歳月を要した。

〔職場は空!働く環境は広大だが、
コクピットは案外狭い!〕

Photo by T.Ueda



〔ベル206.高畑機長のお気に入り。
惜しまれながら3月末にて退役〕
副機長として、平成3年から実際の救難救助活動に携わり、
平成7年からは、機長として操縦桿を握る。
道警のレスキュー担当区域は、離島を含めて全道一円。
広大な北海道を道警所有の5機のヘリコプターで飛び回り、
総飛行時間は5,000時間超、出動したレスキューミッションは
「数え切れない程」という。最近は後身に道を譲り、
デスクから指揮を執ることが多くなったとのことだが、
「気持ちはまだまだです!」と宣言する、レスキューパイロットである。
--- 今回の講師講演会の際に配布した講師プロフィールを以下にUPしました。 ---

遭難対策講習 講師プロフィール Z氏

遭難対策といえば、「北海道警察山岳遭難救助隊」の金看板が直ぐに思い浮かぶ。
そしてその現場臨場の「航空隊」と■■■■■■■■■■■■「山岳遭難救助隊」
を統括し道警本部から指揮を執るのが地域企画課安全対策係■■■■氏である。

今回の研修会に講師としてお越しいただいた「Z氏」について紹介します。
名前はイニシャルトークで「Z氏」、年齢30代後半、滝川市出身。
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今回の講師依頼の際に、ご本人と上司の村上統括官から少しお話を
お伺い出来たので略歴として一部をご紹介したい。

山を始められたのは実のところ警察に入ってからの平成2年とのこと。
しかしながらその登山力の急激な成長ぶりは群を抜いており、
僅か2年でその資質の高さを認められ「山岳遭難救助員」に指定される。
機動隊勤務時代に■■■■■■■■■■■■■数多くの救助任務に携わる。
■■■■■■■■■■ 機動隊レスキューについて説明が必要であろう。
【事務局調べ:】警察のレスキュー部隊であり、時に■■■レンジャーとも呼称される。
全道域で海難・水難(川/沼/湖)・山岳・災害とおよそ「〜害」「〜難」「〜救助」の言葉が付くものには100%出動する救助専門の部隊である。
一般には海難=海保、災害=消防・自衛隊のイメージがあるが実は警察こそが全ての事案に即応できる唯一の組織だ。当然その救助技能は広範囲且つ特殊、完璧が求められる。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■状況や現場を選ばないスペシャルチームだ。
訓練は熾烈を極めるそうだ。
「思い出深い訓練は?」の問いにZ氏は空を掴むような表情で「言えない・・。」だった。
(思うに「言葉に出来ないトラウマ!?。」なのだろうと推測する。人権を守る警察にあって、その言葉に最も遠いことが行われてあるであろうことは想像に難くない。)
Z氏の力量に目を留めたのが、遭対世界のビッグネーム村上富一安全対策統括官である。
(村上統括官は今年度異動となった。遭対から一旦離れ、なんと南署の次長としてご栄転である。
大変喜ばしいことなのだが山やとしてはちょっと寂しい・・。)
Z氏、カリスマ統括官の腹心として12年。
村上氏いわく「今年度からは場数を踏んだ「鬼軍曹Z」が現場を指揮します。」と全幅の信頼を寄せる。

Photo by T.Ueda



Z氏に聞いた。「登山者やガイドに一言お願いします。」に「山は楽しいところです。
一緒に楽しみましょう。ガイドさんにはお願いがあります、休日登山でお見かけしたら後ろにこそっと付かせてくださ〜い。」 遭対の鬼、Z氏。登山者としてのZ氏。
どちらも魅力的である。(道の内規により■■■は写真掲載かないません。残念―!)
(今回の講演、村上統括官にもお願いをしておりましたが異動等によりかないませんでした。
遭対のカリスマ、村上統括官については後日当会ホームページでご紹介申しあげる予定です。乞うご期待!)
※ 黒塗り部分は道警の検閲により非公開です(笑)。(本当は道の内規です。)


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